堀嵜菜那/horisakinana

個人的ないろいろ

壺というアルバム②杉山明弘さんについて

アルバムにはゲストとして杉山明弘さん(DOIMOI,ログメン,ioueee等)、元山ツトムさん(ゑでぃまぁこん等、横山匠さん(トゥラリカ,the act we act等)の3名にご参加頂いています。今回は杉山明弘さんについて書きます。

 

私が2010年に大学の「アメリカ民謡研究会」という他で友達ができなかった人が集まる、じめっとした軽音サークルに入ったとき、名古屋のアンダーグラウンド?の音楽を全然知らない新入生への課題図書的に聴かされるバンドがいくつかあって(nice view・シラオカ・the act we act・ジョンのサン・turtle islandなど)、そのうちの一つが杉山さんがやっているDOIMOIでした。

杉山さんは録音をお願いした当時の私的3大巨匠(今はもっと増えてる)のうちの一人で、知識や経験豊富なのにそこに縛られる事なく道具のみとしているところがほんとに凄いです。(最後に杉山さんのやってるバンドのリンク貼ります。聴いてみてください。)

 

杉山さんは録音以外にも演奏、アレンジ、その他相談役などめちゃくちゃにやっていただいていて、
アルバム製作中とくにあり難かったのは、私の寝言のようなおかしな意見を全く否定しないでいてくれたことです。作っていて分かったことに、私はめちゃくちゃに頑固というのがあって、私の譲らなさに杉山さんはびっくりしたと思います。さらに「⓪曲作りについて」でも言ってますが全て手探りでやってるし気分にも左右されるので、これで!と言った後でや〜っぱり辞めまーーーーす!みたいなこと有り倒してて、よく最後まで付き合って下さったな〜、と感心してしまうレベルです。(私の録音と並行して杉山さん作曲のバンド2つ+ソロ+他の人の録音+バンドのサポート?いくつ?などたくさんやってる、しかも全部活動頻度まぁまぁ高い....杉山さんは80人くらいいるのか??)

経験もなく、言ってることがすぐ変わるのに最後まで頭から否定したり、先回りして可能性をつぶすことが一度もなかったの、ほんとに凄いです。仏様でしょうか??

おそらく創作することへの可能性や期待をずっと持っているからではないかと思います。そしてそれは謙虚さゆえのことと思います。私の何倍も長く音楽をやっていて、なん億倍も知識があるのにそう思っていられるの本当にすごいことです。尊敬しています。

 

さらに知ってる音楽用語の限界が「BPM」レベルの私と、常に同じ目線に立って話をしてくれるし、機材のこと等、聞いても理解できないことをいちいち質問しても諦めずに説明してくれました。(あー!となる時とあ〜???????となる時とある。ほぼ後者。)なんて人だろう。


杉山さんの素晴らしさについて全く書ききれないのですが、壺というアルバムはとにかく杉山さんがいなくては出来なかったものです。私が人任せに(かなりしてるけど)せず自分の考えを反映させられるよう杉山さんがそっと誘導してくれて、なんか少し成長した気分です。

自分にとって杉山さんは間違いなく最高のエンジニアです。杉山さんと(全員食いしん坊の最高)ご家族には今後一切の困難や不幸など訪れないでほしいと切に願ってます=MAXリスペクト&大感謝祭です。あとやりとりがずっと犬の会話になってて面白かった。

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DOIMOI(スタジアムで聴きたい)

https://youtu.be/3co01L8Ek80

ログメン(Eテレ好きの方ぜひ)

https://youtu.be/cK_JphXh1oo

ioueee(ソロ、パンテラの爽やかカバーもある!)

http://inurokuon.bandcamp.com/album/transfer-after-transfer